八女市の中心部(福島町)は古くからの町です。慶長6年(1601)に田中吉政が福島城として整備した後、 久留米藩主有馬氏により廃城となったものの、商家町としての福島は残りました。 以後、八女福島はこの地方の交通の要衝となり、物資の集散地として発展していきます。
八女福島の町家は土蔵造りが多く、商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持った、江戸、明治、大正、昭和初期の伝統様式の150軒ほどの建物が旧往還道路沿いに連なっています。
商人、職人のまちとして栄えた福島。まちなかにはいろんな表情の恵比寿さんが祀られています。
昭和60年に廃線になった旧国鉄(現JR)矢部線。線路跡地に架かる全長510mの藤棚には、その線路のレールが使われており、トンネル藤の愛称で親しまれています。
全国でも珍しい神社の境内にある飲み屋街。足を踏み入れると、昭和レトロな雰囲気の中に雑貨屋など新しいお店も並ぶディープな人気スポット。
「八女福島の白壁の町並み内にある商店主が来ていただいたお客様に町並みの紹介や観光情報を提供しています。会員のお店はのれんが目印です。
江戸時代、物産集積地として栄えた八女。豊かな自然に囲まれた中、仏壇、提灯、石灯籠、手すき和紙などの伝統工芸も多く、職人の技が生きています。江戸時代の面影が残る町並みや工房など、八女の魅力をご案内します。
料金:5名様まで1時間あたり1,000円。5名ごとに1,000円追加
申し込み:5日前まで
問い合わせ:0943-22-3131(八女伝統工芸館)
八女市本町の福島八幡宮境内で、放生会の奉納行事として秋分の日頃の3日間に公演されるからくり人形芝居です。人形の送り渡しや衣装の早変わりなどの見どころをお見逃しなく。国指定重要無形民俗文化財。
八女を愛した数々の俳人・文化人たちの言葉を拾いつつ、古い歴史の趣を残す八女福島の町並み歩いてみませんか。
パンフレット「八女福島の燈籠人形」でもっと詳しく
パンフレット「文学碑巡り」でもっと詳しく
黒木地区は明治期以降の重厚な町屋や蔵が旧住環道路沿いに残り、矢部川の堰や木橋、町中を流れる水路、矢部川対岸の棚田や石積みなどの水利にまつわる文化遺産が、我が国にとって価値が高いと評価されました。