昔々、自動車のない時代に八女市上陽町の尾久保集落・木浦集落から、耳納連山の尾根を超えて
久留米市草野町へ至る大切な物資流通の道として長く使われてきた山道がありました。
その山道は旧尾久保小学校の子どものたちの遠足のルートとしても、毎年の恒例行事として長年愛され、ゴールのグライダー山までみんなで歩いた想い出の道。
小学校が廃校となり、忘れ去られていた道を復活させようと、昨年、地元の有志が集まり、案内板を設置するなどしてトレッキングコースとして整備しました。
杉木立の間を落ち葉道を踏みしめて歩く楽しさ、
森林浴の心地よさを存分に味わえる片道5kmほどのルートです。
お昼ごはんは360度の絶景が望めるグライダー山のてっぺんで心地よい風を感じながらいただきます。
「道が復活した時、卒業生の方や地元の方がすごく喜んでくれて嬉しかった。たくさんの方にこの道のことを知って歩いていただけたら。」と「いにしえの道を復活させる会」代表の森山正さん。
爽やかな春風と一緒に、みんなで山登りを楽しみましょう。
メモ)グライダー山/
筑後地域以外にお住まいの方には耳慣れない名前かと思いますが、昭和16年にグライダーの滞空日本記録が樹立された場所ということで変わった名前の由来となっているのだとか。
茶のくに観光案内所
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