「さまざまな試みの果てにようやく辿り着いたのは、私と共に在る星野の土の声を聞くこと。
―― 略―― デザインやイメージを無理に焼きつけるのではなく、私を生かしてくれる星野の土地、山々、そこでの人との交わり、古星野の陶工のつぶやきをまず素直に受けとめること。
思いをはせるのは、星野の土からしか生まれてこないやきもののこと。」
--「土泥棒」(星野・私の宇宙)より--
この真摯で哲学を感じさせる言葉をつむいだ本の著者は、「星野焼 源太窯」の陶工で、詩人の山本源太さんです。
周囲から親しみを込めて「源太さん」と呼ばれる山本さん。
半世紀もの間、星野の自然と土を見つめ続け、いつも変わらず静謐-せいひつ-な美しさをたたえる窯庭は、四季折々の美しい木々や草花に彩られ、やわらかな空気に包まれています。
源太さんの世界観と素朴でありながら美しく力強い作品たちに囲まれて、土をこね、心豊かに作陶の一日を楽しみましょう。
茶のくに観光案内所
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