国指定伝統的工芸品「八女福島仏壇」の荘厳華麗な美に欠かせない漆芸技法“蒔絵”。
漆黒の漆の上に鶴や孔雀、蓮の花といった古典柄から、現代風の桜や藤、蝶々といった柄を蒔絵筆と呼ばれる細い筆で線を描き、金銀色粉をふるい磨くことで美しさを浮かびあがらせます。
仏壇づくりは6分業制に分かれており、蒔絵職人の元へは仏壇店からオーダーが届きます。
「そのため、我々はお客様と直接お会いすることはあまりないけれど、仏壇をお納めした時に部屋に調和していますように、喜んでいただけますようにと想いを込めて描いています。大切な故人に向けて長く手を合わせていくものだからですね。」と語る職人の松本仁邦さん。
数多くの蒔絵を手掛ける伝統工芸士です。
住宅事情の変化により、大きなものから小さなものへ、デザインもシンプルなものへ仏壇へのニーズが変わってきているのも事実。
しかし、そんな中でも自分たちの技術を生かし、最高最善のものづくりをしようと腕を奮います。
蒔絵職人に教わりながら、国指定伝統的工芸品「八女福島仏壇」「八女提灯」に欠かせないこの手しごとを、漆塗りの手鏡に施してみましょう。
蒔絵や螺鈿-らでん-で、自分だけのオリジナルのデザインに挑戦します。
茶のくに観光案内所
福岡県知事登録旅行業第3-772 (一財)FM八女
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